白熱の誕生会

イタリアで子供を持つ親にとっては、毎年の子供の誕生日は楽しみでありながら同時に頭の痛い日でもあります。

こちらでは、盛大な誕生パーティーを開くというのが当たり前で、クラスメイトだけでなく幼馴染や、習い事の友達など大勢を招待することになります。
自宅でそれだけの人数を集めたパーティーを開けるような家庭は僅かなので、大抵の場合は誕生会のためにわざわざ会場を用意するのです。

幼稚園など子供が小さいうちは、まだ親の意思で友達の一部を招いて自宅で誕生パーティーということも可能なのですが、小学校に上がるぐらいからは一部の友達だけを選ぶというのが難しくなり、全員招待のパーティーと相成ります。
子供達とその親で最低でも40-50人。
注文するバースデイ・ケーキももちろん50人サイズです。

会場によく使われるのは教会所有の有料貸しスペースで、フィレンツェ市内に数箇所あります。
誕生パーティー用にテーブルとベンチを無料解放してくれる公園もあるので、春先や初秋など気候のいい季節には公園を利用する人も多くなります。
どちらの場合も、人気のスペースは何ヶ月も前から予約しないと、希望日に空きがないなんてことになってしまいます。

あちこちからのパーティーに招待されるので、自分の子供の時は他の人に負けじと力の入ったものとなります。
会場の飾り付けや料理、更にはビンゴやゲームなどの余興まで用意するので、きちんと計画を立てて進めないとならず、誕生会のために何週間も前から準備に走ることになるのです。

出費もさることながら、この準備のほうが大変なので、子供が中学生になるとピザレストランなどに子供の友達だけを招待して食事という形の誕生会が増え、やっと親の荷が少し軽くなります。