1月6日にやって来るのは…

1月6日はEpifania(エピファニア)、日本語では“広現祭”と呼ばれる祝日です。
神の言葉でキリストの誕生を知った東方の三賢人が、それぞれのお祝いを手にキリストの元に訪れた日で、この日を境にキリストの誕生が公になったと言われています。

ということで、キリストの誕生日であるクリスマスに続く大事な祝日なのですが、子供達にとっても、この日はクリスマスに続いて楽しみな日です。
なぜなら、ベファーナと呼ばれる魔女のお婆さんがやって来て、子供達にお菓子の詰まった靴下を置いて行ってくれるからなのです。
クリスマス同様、実際には家族からのプレゼントですが、本当にベファーナが来ると思っている子供も多いようです。

このベファーナは、三賢人が生まれて間もないキリストの元に向かう途中に道を尋ねた人物だと言われています。
しかし、三賢人を邪険に扱ってしまったそうで、後からキリストへのお祝いのお菓子を手に三賢人を追いかけた時には彼らはもう立った後。
それを悔やんで、その後はずっと、子供という子供にその中の誰かがキリストであることを願いつつ、お菓子を配って歩いたそうなんですね。

ところで、ベファーナは良い子には美味しいお菓子を、悪い子には罰として石炭を配ると言われています。
とはいえ、子供達に届けられるのは、もちろん本物ではなくて石炭に似せた砂糖菓子ですが…。

しかし、フィレンツェでは、この日に本物の石炭を届けられた“悪い子”もいます。
それは誰かと言えば、市民の期待に沿わなかった市長なのでした。


ベファーナ婆さんからのプレゼント、お菓子入り靴下