ペットもパスポート所有

人口6千万人のイタリアで、家庭で飼われているペットの数は、なんと4千万匹もいるそうです。
データによれば鳥と魚が大半を占めていて、犬と猫は合わせて1千400万匹強と言われていますが、我が家にも犬と猫がいますし、ここフィレンツェで周囲を見渡す限り、ほとんどの家では犬か猫が暮らしています。

道を歩けば、犬連れで散歩やショッピングをする人があちこちに。
大の動物好きのイタリア人にとっては、彼らは家族同様なのです。
なので、普段の生活だけでなく、バカンスに発つときだって多くの場合はペットたちと一緒です。

陸続きのヨーロッパでは、このバカンスを始めとしてペット連れで近隣国へ移動することが少なくありません。
かつては出国前、他国への入国時の煩雑な手続きが悩みの種でしたが、それを簡潔化するために2004年にはEU諸国でペットのパスポートが誕生しています。

このEUペットパスポート、ちゃんと写真もついている正式なパスポートなのです。
犬、猫の他、なぜかフェレットが所得することが出来ます。
マイクロチップが装着されていること、必須の予防注射が済んでいることなどの所得条件を全てクリアした後に、管轄の保健所で発行してもらいます。

旅行出発前に毎回、掛りつけの獣医さんから健康証明書を発行してもらう必要はありますが、このパスポートのおかげで、今では我が家をはじめ多くの飼い主にとってペット連れの海外旅行がぐっと楽になりました。

ちなみに、国によっては人間のパスポートのように立派なものもあるようですが、イタリアのものはすぐに破けそうな紙で出来ているところがご愛嬌です。


ペットパスポートと予防注射手帳。