日本とは大きく違うイタリアの教育制度

イタリアの教育制度は、日本のものとはかなり大きく違っています。
新学期は9月からで、小学校が5年間、中学校は3年間、高校には5年間通います。

小学校の入学は6歳を迎える年で、例えば2013年に入学する子は、基本的には2007年生まれの子供達ということになります。
“基本的には”というのは、翌年の1月から4月までに生まれた子も入学の申し込みが出来るからなのですが、この場合は希望の小学校に空きがあれば入学出来ますが、なければ却下されることもあります。

この日本で言えば“早生まれ”に当たる子供達は、入学を翌年まで1年待つことも出来ます。
早生まれでも勉強について行けそうということなら小学校に進み、まだ早いという場合は翌年にと、いつ進学させるかは個々の家庭が幼稚園の先生などと相談しながら判断します。
なので、同じ学年には1月生まれの子から翌年の4月生まれの子までがいるということになるわけです。

クラス替えがないというのもイタリアの学校の大きな特徴です。
小学校の5年間、そして、中学の3年間はそれぞれ同じクラスメイトと担任と過ごします。
このシステムは良し悪しで、良いクラスに当たればラッキーなのですが、もしも問題のあるクラスメイトや担任に当たってしまった場合には苦労することになります。

既に中学3年生には、国の“卒業試験”が待っています。
これに受からないと中学校は卒業出来ないので、中学留年という子も出て来るのです。

高校は5年間ですが、音楽、美術など専門コースを持つ高校は2年+3年になり、最初の2年は一般教養科目を中心に学び、3年目からは専門学科に力を入れるようになります。

また、入学式も卒業式も存在しない、通知表は毎回子供ではなく親が取りに行くなど、他にも日本とは全く違うところはいろいろとあります。

驚いてしまうのが、義務教育の最終年齢がここ数年で何度も変わっていることです。
かつては14歳まででしたが、それが16歳までとなり、2005年には18歳という案が出て立ち消えた後、現在は15歳までとなっています。

義務教育は始まりについても不明確。
幼稚園に行かない子はまずいませんが、幼稚園は任意だという話と、最終の3年目は義務だという話があります。
現在のイタリアの法律では、学年ではなく『6歳から15歳が義務教育』とされているので、一般には小学校1年生から高校2年生ということになりますが、生まれた月によっては幼稚園の最終学年で6歳という子もいるので、これが混乱を招いているようです。


とある普通高校の渡り廊下