意外と多い、タダで美術館を楽しめる日

多くの天才と傑作を生み出した偉大な芸術王国イタリアでは、各都市それぞれに見逃せない美術館が数々あります。

美術通の人にもそうでない人にも、イタリアを訪れた際の観光箇所として外せないのはこういった美術館だと思いますが、それぞれの入場料が結構高いのが玉に瑕。

ローマのバチカン博物館が毎月最終日曜日には無料になるというのは、よく知られているかと思いますが、フィレンツェのウフィッツィ美術館を初めとした各地の国立美術館にも入場料無料の日があるのはご存知でしょうか。

毎年4月半ばから9日間の“春の文化週間(Settimana della cultura)と9月の終盤2日間の“ヨーロッパ文化遺産の日(Giornate Europee del Patrimonio)”は、イタリア中の国立美術館が無料になります。

夜間に開館することも時折あるのですが、この夜間開館が無料の場合もあります。
今年は5月の“美術館開館の夜 (La notte dei musei aperti)”というイベント、また、“Martedi in Arte (アートの火曜日)”と名付けられたイベントで、毎月最終火曜日の夜の特別開館が入場無料になっています。

それから、完全に無料というわけではありませんが、お得に美術館を楽しめる日もあります。

まず、3月8日の“女性の日”には女性は無料になることも多いです(年ごとに変わります)。
近年では、毎年5月1日は入場料が1ユーロになっています。

また、バレンタインデーにはカップルは1名分の料金で入場出来るのですが、これには笑える裏話があります。
このカップル半額が始まった時は“男女のカップル”が半額だったのですが、同性同士のカップルも少なくないイタリア、こういった人たちから「差別だ!」と抗議の声が上がったらしいのです。
なので、今では「カップルなら同性でも異性でも親子でも半額」だそうです。

ちなみに、国立美術館では誕生日も入場無料になっていますが、これは残念ながらイタリア人とEU諸国の人に限ってしまうようです。

(注・ミラノの最期の晩餐など完全予約制の美術館や、ポンペイの遺跡など特別無料開館時には事前予約が必要な美術館もあります。)


見逃せない傑作品の宝庫・ウフィッツィ美術館